インライン式SO3濃度計

インライン式SO3濃度計

インライン式SO3濃度計

環境・保安設備

特徴

SO3の連続測定が可能に!!

SO3を連続的に測定・監視して設備の腐食防止・延命化(最適化)で運用改善し、最終的に大幅なランニングコストの削減に繋がります。

特徴

  • 測定ポイントに直付けし、リアルタイムでの連続測定が可能
  • 0~200ppmまでの低濃度から高濃度の測定可能
  • 脱硝後の高温ガス下でも測定が可能
  • 可搬式であり複数の測定ポイントで測定が可能
  • 他ガスの影響を受けず高感度、高機能
  • ガスを吸引し分析器まで運ぶ手法(サンプリング方式)でない為、ガス組成の変化無し
  • 人為的ミスでの測定ブレが無く機械的に且つ連続的に測定が可能

メリット

  • 脱硝設備の最適運用(最適薬注、薬注減少による脱硝触媒の延命化)
  • SO3が起因となるトラブルの回避(例:酸性硫安によるエアヒータの閉塞・腐食)
  • 紫煙防止

短期間での受託測定も対応していますので、デモテスト等でご興味が有れば、お気軽にお問い合わせください。

原因

加熱したフランジ式のプローブ管で吸い込んだ排ガス中のSO3はSO32-(硫酸イオン)としてプローブ内に有るBOX部(反応部)で、SO3測定ユニットから送ったIPA液(イソプロパノール液)に溶け込み、測定ユニットへ戻ります。その後測定ユニット内のクロラニエル酸バリウム反応床で反応し、硫酸バリウムが形成されます。

(SO42-+BaC6O4Cl2+H+→BaSO4+HC6O4Cl2-)

この酸性クロラニル酸イオン(HC6O4Cl2-)が535nmの光を吸収する特性を利用し、その吸収量からSO3濃度を算出します。

測定ユニット部

プローブ装着イメージ

機器生成

機器としては分析機本体とプローブの2つの構成からなります。

SO3分析機本体

ガス採取プローブ

アプリケーション及び仕様(アプリケーション例はこちら

火力発電所

  • 脱硝後のSO3測定 ⇒ 酸性硫安によるエアヒータの腐食・閉塞防止
  • EP後のSO3測定 ⇒ GGH(ガスヒーター)の腐食・閉塞防止
  • 煙突手前でのSO3測定 ⇒ 紫煙防止

ごみ焼却場

  • 焼却炉後のエコノマイザー(ガス低温化)の際のSO3測定 ⇒ 設備の腐食防止

測定レンジ0~200ppm(0~12.5ppm、~25ppm、~50ppm、~100ppm、~200ppm)
測定精度測定レンジの±5%
最短反応速度120秒
測定可能ガス温度~350℃(オプションにて高温対応可)
周辺温度0~40℃
自動校正機能
電源・電圧110V 50Hz/60Hz
信号出力4~20mA
標準据付法フランジ取合い(125A、150A)
エアーパージ機能

<フロー図>

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