散気管 SEIKA エコレーター

散気管 SEIKA エコレーター

散気管 SEIKA エコレーター

環境・保安設備

散気管 SEIKAエコレーターは、強力なエアリフト効果を発生させ、水槽内を強力に曝気・撹拌します。 食品、化学、畜産の排水処理設備をはじめ、多数の納入実績を有しています。 内部構造をシンプルにすることで目詰まりしにくく、現場のメンテナンス回数の低減に貢献します。ECO-1000型は流動担体槽でもご使用頂けます。 また、メンブレン、ディフューザー方式と比べて本体の吐出圧力損失が低いため、ブロワの負荷が下がり、省エネ効果も期待できます。 特許番号:第5306187号

特徴

①目詰まりしづらい内部構造

エアーの吐出部の断面積を大きく取ることにより、目詰まりがありません。間欠運転も可能です。

②底面の汚泥も強力撹拌

本体内部にエジェクター構造を採用したことにより、筒内の流体通過面積を大幅に確保でき、大量の汚泥水や流動担体を吸い込み、比重のある汚泥でも槽内均一攪拌が可能です。

③高い酸素溶解効率

エジェクター効果+ベンチュリーカッターにより、微細な気泡を発生させます。 また、強力なエア-リフト効果により吸い込まれた気泡水は微細に砕かれます。

④省エネ効果

高い酸素溶解効率・低い圧力損失・間欠運転が可能な為、ブロワにかかる負荷を軽くすることにより、消費電力を抑えます。

⑤メンテナンス回数の低減

目詰まりが生じない為、定期的な清掃や交換は不要です。初期性能を保ったまま長期間ご使用頂けます。

SEIKA エコレーター(ECO-1000)と旧型の吸込比較 【動画】
左:ECO-1000 右:旧型

内部構造の秘密

エコレーターの内部構造

■空気を微細に砕く「ベンチュリー三次元多面体」

ベンチュリー理論に基づいた三次元多面体は、水と空気の流れに気圧差を生じさせます。
その気圧差によって空気を微細に砕き、酸素溶解を促進させます。
また、本体の材質にPP(ポリプロピレン)を使用することで、耐薬品・耐温度に優れた仕様になっています。

■槽内を強力に曝気・撹拌「エジェクター式エア吐出口」

エアの吐出口にエジェクター原理の採用することにより、水槽底面より汚泥・担体・水を吸い上げ、水槽内を強力に曝気・撹拌します。
また、吐出口の十分な開口面積とPP+SUSの鏡面加工で、目詰まりを防止します。

微細気泡生成原理

ポイントその①

本体内部の二重管からエアが勢いよく吐出される

ポイントその②

①によって二重管部分に負圧が生じ、エジェクター効果により槽底面から排水や汚泥を吸い込む

ポイントその③

①②の流体が混ざり合いながらベンチュリー突起部を通過する
ベンチュリー突起に沿った流れと直線の流れによって剥離現象が発生し、エアが細かく砕かれる

比較


当社製品他社製品
使用年数 10年以上(実績稼動期間)
内部構造がシンプルで、消耗部分もありません
2~5年程度
ゴムの破れが確実に発生します
目詰まり目詰まりなし目詰まりが発生
※細かいエアー吸出口は、抵抗が大きい為、目詰まりを起こします
汚泥堆積エジェクター効果により、槽底面の汚泥も強力に曝気・撹拌槽底面に堆積物が確実に発生します
※構造上、エアリフト効果が小さく、槽底面からの吸い込み力がない
消費電力圧力損失が低く、初期の溶解効率を維持しながら間欠運転も可能なため、ブロワにかかる負荷を下がり、消費電力を抑えられます。元々圧力損失が高く、目詰まりが発生するとさらに圧力損失が高くなります。
その結果、ブロワにかかる負荷が上昇し、消費電力も大きくなります。
配管工事装置1本あたりの撹拌受持ち面積が広い為、配管の構成がシンプルで、工事費用が割安です。装置1個あたりの撹拌受持ち面積が小さく、配管の構成が複雑で、工事費用が割高です。

※上記表に記載の内容は設置環境により異なる場合がございます。

製品ラインアップ

仕様

型式材質1本あたりの送風量 (m3/min)1本あたりの攪拌受持面積適合水深
本体部エアー配管接続金具重量下限標準上限
ECO-1000PPSUS304
(JIS10K40Aフランジ)
PP・SUS
一体構造
4.00.711.46~7㎡2m以上
エコレーターJrPPPP一体構造(PP)0.50.150.250.31m以上

納入事例

円盤型ディフューザーからの切替(食品工場)
円盤型ディフューザー:120台 ⇒ SEIKAエコレーター:60台

既設の問題点

要望事項

排水条件

 円盤型ディフューザー(既設)SEIKAエコレーター
溶解効率(水深4.5m時)7%11.5%
撹拌受持面積1m2/台8.5m2/台
ブロワ11kW×3台
22kW×1台
11kW×2台
22kW×1台

エコレーターの導入効果

  • 流入負荷が少ないときには間欠曝気が可能
  • 堆積汚泥の減少
  • 目詰まりしづらい構造の為、酸素溶解効率の維持が可能となり、結果的にDOも安定
  • 散気装置の省メンテナンス化
  • 曝気ブロワの動力が下がったことにより、電気代の削減
  • 1台あたりの通気風量が多いため、配管がシンプルになった

動画集

1. SEIKAエコレーター紹介動画

2. 実績例①

3. 実績例②

納入事例集


―  エコレーターJr(豆腐工場、乳業工場)[こちらをクリック]

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